暖淡堂 FP Office

会社員でフィナンシャル・プランニング(FP)技能士の「安心な暮らし」のための心得

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学資保険加入について振り返ってみる

我が家では、子供がまだ小さかった頃に、学資保険に加入しました。

その当時はまだ保険制度について十分な知識がなかったのですが、子供の学費は結構な金額になるということは知っていました。

義母の勧めもあり、妻が商品を選んで学資保険に加入しました。

 

一般的な定期型の学資保険で、契約者を僕自身とし、僕が死亡した際はその後の保険料の払込はなしで、満期になると満期保険金が受け取れる形の商品でした。

もちろん、無事生き延びて保険金を払い続けると満期保険金が出ます。

我が家は、学資保険の満期保険金を無事受け取り、子供の大学の入学金や授業料の一部に使うことができました。

 

現時点で振り返ると、学資保険の加入期間(満期まで)の一定金額の積立と、契約者が死亡した時点での生命保険(保険金として満期時にまとめて支払い)が一緒になったような商品だったので、結局は我が家にとってよかったのかなと思っています。

 

生命保険に相当する分は掛け捨てになりますが、それほど高額ではありません。

その金額で、保険期間の安心と定額貯金ができたので、よかったと思っています。

金額的な損得でいえば、学資保険に加入するよりも、定期預金や、その他の金融商品の方が得だといえます。

積立プラス安心感が得られたのが学資保険の良かったところですね。

教育費と学資保険

教育にはお金がかかる

 

学資保険に関して、以下にまとめてみました。

学資保険

1. はじめに

少子高齢化社会の進展や教育費の高騰により、子どもの教育資金準備は多くの家庭にとって重要な課題となっています。学資保険は、将来の教育資金を計画的に準備するための金融商品の一つとして、多くの人に利用されてきました。

しかし近年では、学資保険の必要性やメリット・デメリットについて疑問視する声も増えています。そこで、学資保険の仕組みや種類、メリット・デメリット、選び方などを解説したいと思います。

2. 学資保険とは

学資保険とは、子どもの教育資金を準備することを目的とした貯蓄型保険です。加入者が保険料を支払い、満期時に契約金額を受け取るという仕組みになっています。多くの場合、大学進学時にまとまった資金が必要となることを想定して、18歳前後を満期としている商品が多いです。

3. 学資保険の種類

学資保険には、大きく分けて以下の4種類があります。

終身型:契約期間中は保険料を支払い続け、死亡時にも保険金が支払われるのが特徴です。長期的な保障を求める人におすすめですが、保険料が高額になる傾向があります。
定期型:契約期間中に保険料を支払い、満期時にのみ保険金が支払われるのが特徴です。終身型に比べて保険料が安価ですが、死亡保障がないため、別の生命保険に加入する必要があります。
養老型:加入者が60歳以降に保険金を受け取る年金保険の一種です。教育資金だけでなく、老後資金の準備にも活用できます。
ユニット型:複数の保険を組み合わせた商品です。例えば、終身保険と定期保険を組み合わせた商品や、養老型保険と定期保険を組み合わせた商品などがあります。

4. 学資保険のメリット

学資保険には、以下のようなメリットがあります。

強制的に貯蓄できる:保険料を毎月支払うことで、強制的に貯蓄することができます。
税制優遇がある:多くの学資保険は、保険料控除や生命保険料控除の対象となるため、節税効果が期待できます。
死亡保障がある:終身型や定期型の場合、加入者が死亡した場合に保険金が支払われるため、子どもの教育資金を確保することができます。
教育資金の準備を計画的に進められる:満期時に必要な資金をあらかじめ設定しておくことで、教育資金の準備を計画的に進めることができます。

5. 学資保険のデメリット

学資保険には、以下のようなデメリットもあります。

保険料が高額になる:長期的な保障を求める終身型の場合、保険料が高額になる傾向があります。
解約時に損失が出る場合がある:満期前に解約すると、解約返戻金が支払った保険料よりも少なくなる場合があり、損失が出る可能性があります。
金利変動の影響を受ける:一部の学資保険は、金利変動の影響を受けるため、当初想定していたよりも満期金が少なくなる場合があります。
他の金融商品と比べて必ずしも有利とは限らない:預貯金や投資信託などの他の金融商品と比較すると、必ずしも学資保険の方が有利とは限りません。

6. 学資保険の選び方

学資保険を選ぶ際には、以下の点に注意する必要があります。

必要な教育資金:子どもの進学先や希望する教育内容によって、必要な教育資金は異なります。まずは必要な教育資金を具体的に把握することをお勧めします。
加入できる年齢:学資保険は、加入できる年齢が商品によって異なります。子どもの年齢に合った商品を選びましょう。
保険料:無理なく支払える保険料を選ぶことが重要です。複数の商品を比較して、自分に合った保険料の商品を選びましょう。
保障内容:死亡保障や中途解約時の返戻金など、必要な保障内容が備わっている商品を選びましょう。
金利金利変動の影響を受ける商品の場合、金利リスクを理解した上で加入する必要があります。
他の金融商品との比較:預貯金や投資信託などの他の金融商品と比較検討した上で、自分に合った商品を選ぶのがよいでしょう。

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学資保険は、教育資金準備の一つの方法として有効な手段ですが、メリットだけでなくデメリットも理解した上で加入することが重要です。加入前に十分な検討を行い、自分に合った方法で教育資金を準備しましょう。