暖淡堂 FP Office

会社員でフィナンシャル・プランニング(FP)技能士の「安心な暮らし」のための心得

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【FPをめざす人必見】フィナンシャル・プランナーがやってはいけないこと

FPがやってはいけないこと

 

こんにちは、暖淡堂です。

FP2級試験合格に向けて諸々準備中です。

 

で、今回の記事では、勉強した内容のまとめを兼ねて、FP(フィナンシャル・プランナー)が守らないといけないことなどを書いておきたいと思います。

 

 

士業の独占業務はやってはいけない

弁護士資格を持っていないと、法律について個別具体的な判断をしたり、法律事務を行うことはできません。

また司法書士行政書士の資格がないと、司法機関、行政機関などへの提出書類作成を代行してはいけません。

FPの資格だけでは、法律や手続きの知識があっても、これらの資格所有者の独占業務を行うことはできません。

仮に無償で行ってもNGですね。

 

一方で、市役所などへの自分自身の書類提出は当然ながら問題ありません。

その際にはFPとしての知識を最大限に活かすべきでしょう。

 

一般的な法律相談は可能です。

保険、年金、相続、税金などに関する一般的なアドバイスやレクチャーなどはむしろFPが幅広い知識を活かせる場面ですね。

包括的に、かつわかりやすく説明するというのが、FPのとしての存在が求められるところ。

 

有資格者でないといけない内容の依頼があったら、知り合いの弁護士、行政書士などを紹介する流れが好ましいと思います。

その意味では、普段からの人的なネットワーク構築が大事だと言えます。

 

有償で投資判断の具体的な助言はやってはいけない

金融商品取引業の登録をしていない人は、有償で個別・相対性の高い投資情報の提供をしてはいけません。

FPの勉強をすると、基本的な投資情報の見方ができるようになるので、自分自身の資産形成に活かせるようになります。

自分の資産運用について、情報発信されている方も多いかと思います。

 

その知識で他の人に助言したくなりそうですが、それはFPの資格だけではNGです。

雑談で知人と情報交換するくらいであれば大きな問題にはならないかもしれませんが、有償で顧客に投資情報を提供することはできません。

 

生命保険募集人の登録を受けてない場合は、生命保険の募集・勧誘はやってはいけない

生命保険、医療保険がん保険などの選び方、見直しの仕方など、FPの知識が活用される場面です。

顧客が加入している生命保険の内容を説明したり、見直しの時に考えるべきポイントなどを助言するのはFPの仕事として大切な部分ですね。

 

ただ、生命保険募集人の登録を受けていない場合は、FPとしての知識をもとにして、具体的な保険商品を紹介したり、勧誘したりすることはできません。

 

街中にある「ほけんの〜〜」みたいなところにいるFPの方は、生命保険募集人の登録を受けているのだと思います。

その上で、いくつかの生命保険会社の商品の具体的な説明をしているということですね。

 

関連法規のまとめ

税理士法税理士でない者は「税務代理行為」、「税務書類の作成」、個別具体的な「税務相談」を行ってはいけない。

 

保険業法保険募集人として登録していなければ「保険契約の募集、勧誘を目的とした商品説明」を行ってはいけない。

 

弁護士法:弁護士でない者は、「具体的な法律事件(一般の法律事務)についての相談、判断、アドバイス」は行ってはいけない。

 

金融商品取引法金融商品取引業(投資助言・代理業)として登録していなければ、「顧客から報酬を得て、有価証券の価値等の分析に基づく投資判断に関して、個別具体的な助言」を行ってはいけない。

 

宅地建物取引法:免許を受けない者は、宅地建物取引業(土地建物の「売買」、「交換」、「売買または交換の代理」、「売買または交換の媒介」)を営むことはできない。

 

FPは例えるとライフプランに関するホームドクター

FPは広範な分野について知識を身につけているので、ライフプランやマネープランに関して最初に相談する相手として最適です。

さらに専門的な知識が必要になったり、実際に書類作成や手続きを行う段階になったら、専門家を紹介してくれます。

これって、医療で言うところのホームドクター(かかりつけ医)と同じですね。

ちょっと気になることがあると、すぐに相談できる。

FPの存在意義はそんなところにあります。

 

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FP2級を続けて受験する予定です。

次もFP協会で受験しようと思っています。

ほんださんの動画、本当に勉強になっています。

 


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