FPの資格に興味のある方は多いのではないでしょうか。
その入り口であるFP3の資格試験は、合格率も高めで、比較的容易に資格が取得できるようです。
受験者の中には1~2週間の勉強で合格した人もいるみたいで。
僕自身は勉強に2ヶ月かけました。
その間、テキストを繰り返し読んだり、問題集を何度も解いて知識の定着を心がけました。
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勉強に力が入った理由は、テキストを一読して、書かれている内容にとても興味がわいたためです。
どれもこれも、実際に、今の自分自身にとって使える知識ばかりでした。
おそらく、僕と同じ年代(そろそろ還暦、定年)の人にとっても役立つものばかりです。
なので、同年代の方々にこそ、取得に挑戦していただきたい資格でもあります。
今回はFP3の資格取得で勉強した6分野の知識やスキルが、実際どのように生活の中で役立っているかをまとめてみたいと思います。
6分野はLEC東京リーガルマインドが出版している「イチから身につくFP3級合格のトリセツ 速習テキスト」の目次の項目になります。
ライフプランニングと資金計画
ライフイベント表やキャッシュフロー表の作り方と、健康保険や年金などについて学びます。
この分野はずばり、今現在一番知りたいことがまとまっているところです。
特に年金。
- 年金はどのような制度か、自分が実際に受け取るのはいくらになるのか
- ねんきん定期便が届いているが、それはどのように理解するべき内容のものなのか
その辺りがこの分野の勉強でわかります。
それも、とてもスッキリと理解できます。
おまけに、時々ニュースなどで話題になる繰上げ支給、繰下げ支給のこと。
自分の年金の場合、どのようにすると、何歳くらいになるとお得なのか、その辺りが自分で計算できるようになります。
正直、これがわかっただけで、FP3の勉強の価値はあったと思っています。
リスク管理
生命保険や火災保険、自動車保険などについて学ぶ分野です。
ここで一番役に立っている内容は、生命保険を契約する際に事前に見積もるべき必要補償額です。
- 何のために保険の契約をするのか
- 必要な補償額はいくらなのか
このあたりが不明確な状態で生命保険会社の営業担当の方に相談してしまうと、なんとなく言いなりで契約してしまうことになります。
自分が死亡した後の家族の生活を考えて生命保険に加入する人は多いかと思います。
その場合、配偶者や子供の年齢、生活ステージ、教育などと合わせて、残された家族がそれぞれ何歳まで経済的なサポートが必要なのか、まず見積もること。
それらの金額を実際に見積もると、不要に高額な保険は必要なくなります。
自分は、最初、生命保険会社の営業の方に勧められるままに契約してしまった痛い経験があります。
定年前に保険見直しをするのですが、その際にはFP3受験で勉強した内容、さらにはFP2以上を目指して勉強している内容を合わせて、よく考えて決めたいと思っています。
金融資産運用
定年の時に退職金を受け取ります。
諸先輩から、「銀行や証券会社の人から連絡が来るぞ」と言われていて、どうしようかと迷っていました。
それが、今回のFP3の勉強を終えたことで、ある程度自分としての判断ができるようになっています。
現時点での判断は「あわてて資産運用を始めたりしない」です。
この判断に一番役立っているのが、じつは一番最初の分野「ライフプランニングと資金計画」で学んだこと。
キャッシュフロー表を作成するために、我が家の資産状況、今後のライフイベントなどをまとめました。
その結果、リスクの高い資産運用をしなくても、年金だけで大体やっていけそうだ、ということがわかりました。
贅沢をしたいのであれば、それは不足してしまうかもしれませんが。
そうではあっても、過剰に不安を感じる必要はなさそうです。
それもまたFP3受験を通して得たものといえます。
タックスプランニング
所得税は10種類に区分されていて、それぞれ対象が決められています。
利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得の10種類。
それぞれの税額の計算方法などを学びました。
この分野の勉強で、とても役に立ったのが「源泉徴収票の見方」です。
毎年受け取っているのですが、書かれている数字の意味がわかっていませんでした。
それが、今回FP3級の勉強をすることで、どの数字の意味もすっきりとわかりました。
結構大事なのが、控除なのですが、源泉徴収票に書かれていないものもあるみたいで。
これで、なんだか賢くなった気がしています。
それと、「103万円の壁」、「130万円の壁」の意味。
それぞれ別の記事にしていますので、ご参照ください。
financialplanner.hatenablog.com
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不動産
この分野では土地や家屋を手に入れたり、譲渡したりする時に必要になる知識が身につきました。
現在、家族で借上社宅に住んでいるので、退職後は自分たちの家を手に入れることになります。
その際の考え方や、必要になる手続き、税金などがまとめて勉強できました。
一番参考になったのが、土地の区分。
どのような土地に家を建てるかで、建てられる家の面積などが決まってきます。
建蔽率とかの言葉は知っていましたが、具体的にどのようなものを意味しているのか知りませんでした。
土地の区分を勉強したことで、街中を歩きながら、今いる場所の区分はなんだろうなあって考えるようになりました。
それがまた、街歩きをする際の楽しみにもなってます。
相続・事業承継
還暦が近くなると、身内が亡くなることが多くなってきます。
自分の両親はまだ生きていますが、妻の両親はそれぞれ亡くなっています。
相続の問題や、残された家屋、土地などの処分について、この分野を学習することで、大体の見通しがつきました。
元気なうちに、家族みんなで話し合っておくのも必要だろうなと思いました。
遺言のことも学びました。
終活でエンディングノートを書くのが流行っていますが、遺言をきちんと書いておくのもよいかもしれないと考えています。
手続きはややこしくなさそうです。
時期が来たら、遺言の内容を整理してみようかなと思っています。
妻や娘への感謝の言葉も、自然に出てくるような気がしています。
*😀😀😀😀😀*
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