こんにちは、暖淡堂です。
FP2試験の問題集に、以下のような設問がありました。
「本人の配偶者の兄弟姉妹は3親等の姻族であり、親族である」
問題はこの文の正誤を問うもの。
さて、わかりますか?
答えは(X)「誤り」です。
この問題を少し分解して考えてみましょう。
本人と配偶者との親等
親等とは世代が移るごとにカウントします。
で、本人を起点として、配偶者との間は0です。
親等をカウントする場合、ここは数えません。
ここでつまずくと、それ以降が全部ズレてしまいます。
本人と配偶者の兄弟姉妹との親等
本人を起点として、配偶者との間は0。
配偶者側の親の世代で1親等、兄弟姉妹はその子になるので2親等です。
兄弟姉妹同士も2親等ですね。
上の設問では3親等となっているので誤りです。
姻族とは
結婚して親戚になった人たち、つまり配偶者の親族のことです。
義父母、義兄弟姉妹、配偶者側の甥姪などがそれにあたります。
一方、本人側の親族は血族といいます。
結婚すると、親族がぐっと増えるわけです。
親族とは
民法に規定されています。
3親等内の姻族(配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、甥姪、など)と6親等内の血族(子、孫、ひ孫、父母、祖父母、曽祖父母、叔父叔母、甥姪、いとこ、など)、それに配偶者となります。
親族は相続や扶養義務などを考える場面で出てきます。
FP試験では間違えずに対応できるよう、整理しておきましょう。
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