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会社員でフィナンシャル・プランニング(FP)技能士の「安心な暮らし」のための心得

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フラット50で叶える安心のマイホームライフ! 金利固定50年のメリットとデメリットを解説

長期固定金利フラット50とは

フラット50でマイホームを

 

2024年1月に実施されたフィナンシャルプランニング技能士試験(2級)の問題の中に「フラット50」という言葉が出てきました。

市販のテキストや問題集で試験の準備をしてきた人は「???」となったのではないでしょうか。

 

試験当日のほんださんFPチャンネルでも「フラット50ってなに?」というコメントを書いている人がいましたね。

 


www.youtube.com

 

この「フラット50」、気になったので、自己採点しながら調べてみました。

以下の内容になります。

 

はじめに

マイホーム購入は人生の中でも大きな買い物の一つ。住宅ローンを選ぶ際には、金利や返済期間など、様々な要素を検討する必要があります。

近年注目を集めているのが、金利が50年間固定される「フラット50」です。金利上昇リスクを抑え、長期的な返済計画を立てられる点が魅力です。

フラット50とは?

フラット50は、住宅金融支援機構が提供する、最長50年の固定金利型住宅ローンです。金利が50年間固定されるため、将来の金利上昇に左右されることなく、安心して返済計画を立てることができます。

すでに多くの人が利用しているフラット35などと比較検討するとよいでしょう。

フラット50のメリット

金利が50年間固定

フラット50の最大の特徴は、金利が50年間固定されていることです。将来の金利上昇リスクを回避できるため、長期的な返済計画を立てやすい点が魅力です。

長期返済が可能

最長50年の返済期間を選択できるため、毎月の返済額を抑えることができます。子育てなどで収入が不安な方でも、無理なくマイホームを購入することができます。

また、フラット20、フラット35との併用も可能です。

団体信用生命保険への加入が義務付けられていない

フラット50は、団体信用生命保険への加入が義務付けられていません。保険料を抑えたい方にとっては、大きなメリットとなります。

フラット50のデメリット

金利が変動金利型住宅ローンより高い

フラット50の金利は、変動金利型住宅ローンより高く設定されています。金利上昇リスクを回避する代わりに、金利負担が大きくなる可能性があります。

利用できる物件が限られる

フラット50は、長期優良住宅にのみ利用できる住宅ローンです。すべての物件に利用できるわけではない点に注意が必要です。

繰上げ返済手数料が発生する

フラット50は、繰上げ返済手数料が発生します。早めに返済したい場合は、手数料を考慮する必要があります。

 

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フラット50がおすすめの方

フラット50の注意点

  • 金利は変動金利型住宅ローンより高い
    利用できる物件が限られる
    繰上げ返済手数料が発生する

まとめ

フラット50は、金利上昇リスクを抑え、長期的な返済計画を立てられる住宅ローンです。金利負担や利用できる物件など、デメリットも理解した上で、利用の判断をしたいですね。

ちなみにフィナンシャルプランニング技能士の試験問題は、最新の制度、法令に関するものも出題されます。

より上位級を目指すのであれば、テキストだけではなく、社会全般の動きにも目を向ける必要がありますね。