暖淡堂 FP Office

会社員でフィナンシャル・プランニング(FP)技能士の「安心な暮らし」のための心得

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FP3の試験勉強を始めてよかったこと シニア社員として働くモチベーションが、ちょっとだけ出てきた

こんにちは、暖淡堂です。

現在FP3(フィナンシャルプランニング3級技能士)の受験に向けて、勉強中です。

早速受験用の電卓(試験会場に持ち込める電卓の条件に合ったヤツ)を買いました。

まだソコか、って感じではありますが。

 

 

で、これから勉強しないといけないことがたくさんあるのですが、テキストをざっと一通り読んで、大まかに理解できたことがあります。

それがわかったことで、定年を1年と少しの後に迎えることになる僕が、ちょっと気持ちの整理ができたことがあります。

 

それを今回は共有したいと思います。

僕と同じような状況にある方の参考になれば幸いです。

 

年金のこと

年金(基礎年金=国民年金と厚生年金)は、受け取ることができるのが、現在のルールでは65歳から。

僕のように、ずっとサラリーマンをしていて、副業などがなければ、定年退職後65歳までは決まった収入が無いことになってしまいます。

受け取る時期を早めることはできます。

それを繰り上げ支給というようです。

その場合、受給金額は下がってしまいます。

 

どのくらい下がるかというと、繰り上げた月数✖️0.4%。

もし60歳まで繰り上げたら、6✖️12✖️0.4%=28.8%。

2023年度の基礎年金(国民年金)の満額支給額が年額で795,000円なので、今年定年退職して年金をもらい始めると、この基礎年金は566,040円になります。

結構な減額ですね。

厚生年金の方も同じ計算をして、減額になります。

 

で、この繰上げ支給ですが、一度これでもらい始めると、一生この金額に固定されます。

繰上げは老齢基礎年金と老齢厚生年金で、同時に行わないといけません。

 

逆に繰り下げ支給を選び、65歳よりも受給開始を遅らせると、増額になります。

増額される金額は繰り下げた月数✖️0.7%。

もし70歳まで繰り下げたら、6✖️12✖️0.7%=50.4%。

仮に今年70歳になられる方が年金受給し始めたとすると、老齢基礎年金の年額が1,195,680円。

ずいぶんと金額が増えます。

 

この繰り下げは、老齢基礎年金と老齢厚生年金で同時にする必要はありません。

それぞれご自身の健康状態や就業状況に合わせて繰り下げ期間を決めるといいと思います。

 

年金未納期間の穴埋めのこと

この辺りまではテキストで勉強していたことですが、本当に気になっていたのが、学生時代に年金を支払っていなかった期間があって、それが年金の金額に結構影響を及ぼしていることです。

この分の穴埋めはできるのか。

 

できそうです。

今勤めている会社では、60歳定年後、希望すると65歳までシニア社員として再雇用してくれます。

再雇用期間は現役の時と同じように、厚生年金と国民年金が給料から差し引いて支払われます。

この支払いが、未納期間の穴埋めとなります。

不足している年数分は、今の会社でシニア社員として働くことで穴埋めできそうです。

 

正直、給料が下がって、それで仕事の内容が同じであれば、なんだかやってられないなあ、みたいな感じで考えていたのですが、年金の受給額が増えるのであれば、もうちょっと今の会社にいようかな、なんて方向に考えが整理されてきました。

 

これもまたFP3の勉強を始めてよかったことです。

 

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よくわからないので放置していた問題が、それでもずっと気になって、不安の原因になっている。

そんな感じのものが、少しずつ解消されてきています。

FPの勉強を始めてよかったなと思います。

またお立ち寄りください。

どうぞご贔屓に。