大学生の頃は、健康保険のことはあまり気にしないでも暮らしていけます。
おそらく親の扶養になっていれば、健康保険証もそのまま使えているでしょう。
ただ、そのままでは、健康保険について何もしらないまま、大学卒業後働き始めてしまうことになってしまいます。
今回の記事では、大学生が知っておくべき健康保険のことを簡単にまとめておきたいと思います。
大学生が使える健康保険証とはどのようなものか
大学生でも、病気になったとき、病院で使える健康保険証を持っていますよね。
窓口負担も3割です。
この保険証はどこが発行し、保険料は誰が払っているのでしょうか。
会社員:健康保険
会社員が加入する健康保険では、被扶養者の保険料は扶養者がまとめて負担しています。
大学生であれば、家族の扶養者(お父さんかお母さんか、家によってはおじいさん、おばあさん)が負担しています。
勤務している会社の健保組合発行の保険証になっています。
会社員の健康保険の保険料は、会社と本人が折半して負担しています。
企業に勤めているメリットであるといえますね。
自営業または無職:国民健康保険
自営業や無職であれば国民健康保険になります。
国民健康保険の場合、扶養という考え方がないのですが、一緒に暮らしている家族の保険料は、世帯主がまとめて支払う義務があります。
そのため、自治体からは世帯主宛に保険料納付の通知が送付されています。
気になった方は、ご実家のお父さんお母さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
大学生が病気になった時に高額療養費制度は適用されるか
大学生でも健康保険や国民健康保険に加入している場合、高額療養費制度が適用されます。
高額療養費制度とは、月当たりの医療費が高額になった場合、所得に応じて自己負担金額の上限が決まり、それを超えた部分が支給されます。
そのため、医療費が高額になることを、過度に心配することはありません。
上限金額は所得によって決まります。
所得が少ない場合は、月当たり数万円で済むこともあります。
詳細は全国保険協会のHPか、各自治体の保険(年金)事務所などでご確認ください。