こんにちは、暖淡堂です。
みなさんの会社には役職定年というものはあるでしょうか。僕の勤めている会社には、制度としての役職定年はありませんが、実質的に役職定年といえる状況があります。
それは、職場の中で年齢が自分よりも下の人が上司、たとえば部長になったとき。その後は、職位が逆転することはありませんし、その人よりも上の年齢の人が今後同じ役職につくこともほぼありません。
多くの会社でほぼ同じだと思うのですが、役員にならないのであれば、部長は社員としての最高職位。その職位に、若い人が抜擢されるような状況。
そうなった場合、その人よりも上の年齢だった人たちは、その職位に昇格することはないので、実質的に役職定年のような感じです。
僕の職場では、実際にこのようなことがありました。僕もふくめて数人が、ほぼ実質的に役職定年。
僕はもう、そもそもの定年自体が近いので、心の中の役職定年は済ませていましたが。
で、どのようなことが職場内で起こっているかというと。
じわりとマウンティングやパワハラの場面が目立つようになってきています。特に、部長と同じ年か、それよりも上の年代の人たちの間で。もう、みんないい歳なのだから、穏やかに過ごしたらいいのではないかと思うのですが。
ということで、還暦に近づき、定年まであと少しという状況で、職場で起こることに対する怒りやイライラによるストレスへの対応が必要になっています。
で、どのように考えて、イライラや怒りなどに対応したらいいのか、少し勉強してみました。
読んだ本は「自衛隊メンタル教官が教える イライラ・怒りをとる技術」。
下園壮太さんの書かれた本です。
<スポンサーリンク>
この本を読んで学んだことは以下になります。
怒りは自分を守るための本能
この本によると、怒りは自分の「警備隊長」であるとのことです。これは本能が、自分の身に危険が迫っていることを感知したときに発動するもの。
「警備隊長」は、危険が近づいている、あるいは予感されるような状況を、力づくで解決しようとします。それで、威嚇的な態度をとったり、力を振るうような身振りをしたりします。
そばで見てもいても、ああ怒っているな、イライラしているな、とわかる状況ですね。
このイライラや怒りは本能によるものですから、無くしてしまうことはできません。うまくなだめながら付き合っていくことが大切なようです。
怒りに対処する「6つのプロセス」
この本では、6つのプロセスを繰り返すことが提案されています。一度で済むのではなく、なんども繰り返すのが肝心とのこと。
- 受け身をとって刺激から離れる
- 疲労のケア
- 警備隊長(感情)のケア
- 現実的対応を考える
- 記憶のケア
- これまでの手順を数度、繰り返す
この中で、一番大切に思うのは、疲労のケアですね。疲れていなければ、大概のことはやり過ごすことができるようです。身体の疲れと同時に、精神的な疲れもとるのが肝心。
身体の疲れは、よく眠れると回復しますね。精神的な疲れも同じです。よく眠ること。これができなければ気晴らしをするとか。
精神を疲れさせている原因から距離をとるというのができれば、効果的のようです。職場内で他人のエネルギーを奪うような行動や発言をしている人、パワハラの加害者のような人とは思い切って距離をとりましょう。
それが難しければ、精神的な味方を作るのも手です。その人と話をしていると気分が晴れるような、そんな相手が見つかればずいぶんと心が軽くなるでしょう。
思い切って休むというのも提案されています。なかなか休みにくいのが現実でしょうけど。身体や精神を犠牲にしてまで我慢する必要はないかもしれません。
ストレスのかかる状況で、イライラや怒りを我慢しすぎると、その先にはうつ病を発症するということが待っているようです。
そんな状況まで、耐えますか?
どうしても耐えられない状況になったときは、職場を変える、さらには会社を変えるということも提案されています。パワハラやマウンティングの加害者側の態度を変えるのはほぼ不可能であるようです。であれば、自分から離れていくのが取り得る手段として確実。
そうは言っても、なかなか難しいですけどね。
僕は定年まで数年なので、無理をしない範囲でいくつか試していこうと思っています。もう、遠慮しないで休みます。
皆様、どうぞご安全にお過ごしください。
😀😀😀😀😀
お金だけでなく、メンタル面でも気持ちにゆとりを持った暮らしをするのが一番かもしれません。
定年後、老後の生活に、スムーズに入っていきたいものです。
まあ、ボチボチとやっていきましょう。
どうぞ、ご健康に。
<スポンサーリンク>